桜舞う宵の観能

前日に引き続きのお寺ウィークエンド。

八王子にある福傳寺にお伺いしました。
こちらを訪ねるのは3回目です。
いずれも、福傳寺さんの副住職原祥壽さんと、観世流の能楽師武田祥照さんの共催する、法要とお能からなる会。

第一部は「法華経壽量品会」
法華経の第16巻を詠む法要です。
祥壽さんを中心にお坊様たちが声をそろえての読経。

声明をきける機会は、仏教徒でないわたしにとっては、ここでしかありません。
流れるようなリズムと弾む抑揚で、最乗寺さんでのときと同様、すぽんと瞑想に。
途中から、経文のかかれたしおりを目で追いながら、それでも意識は文字とお経と自分の呼吸だけ。


脳の裏側を、いろんな顔が通りすぎていきます。
なるほど、本人は意図していなくても、想念はあちらにつながるのか。
忘れないで。
忘れないよ。
生きてる限り。



第二部は能。
演目は「鵜飼」。
山梨県石和川を舞台とするお話です。

殺生とか生業とか供養とか赦しとか、どうにもならない生きていく上での業を思い、此岸と彼岸を行ったり来たりしながら、筋を追います。
様式美、というのでしょうか。
正式な能舞台と広さも違いますし、楽人や謡のみなさんの座る場所も常とは少し異なると思いますが、整えられた美しさが素晴らしく、それだけにお話の深さがより沁みてくるのです。


法要、能とも、約1時間。けっして短い時間ではありませんが、あっという間に流れていきました。

美味しいお弁当と桜餅をいただき、外に出れば、美しい枝下桜。



お隣の子安神社も、特別夜間参拝をしており、20時からの神楽奉納をみることができました。




桜は人の心を惑わす。

日常では隠してある感情を、炙り出す。





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