美瑛の丘を想う

自分のお金で初めて北海道を訪れたのは、もう、20年以上前になる。
大学最後の夏休みだった。まっすぐにラベンダー畑へ向かったのを覚えている。

その頃、まだ美瑛はそんなに有名じゃなかった。
知ってる人だけが訪れる、美しい景色ひとりじめの。
私も、泊まっていたユースホステルで教えてもらわなければ、たずねることはなかった。

行くたびに丘の景色を楽しむ人の姿は増えた。
それでも、その頃はまだ、穏やかだった、少なくとも私の記憶の中の人々は、ゆっくり流れる時間の中で景色の中に溶け込んでいた。

そして今。
シンボルツリーのうちのひとつが、静かに倒されたそうだ。
豊かな畑を見守っていたあの木。

残念だ、という声もあるけれど、木も寿命のあるもの。
弱って、農作業の妨げや事故のもとになるのならば、未然に防ぐことも必要。

大切なのは、そこに木があって、その景色を愛した人々が思い出として、自分の中にしまっておくこと。

哲学の木はなぜ倒れたのかーYahoo!ニュースより


木のなくなった丘を見に行きたいな。
見たことのない、新しい景色。
新しい記憶を作りに。




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