紫根染め

9/23 秋分の日。墓参もせず(というか、参るべき墓はあるにはあるが、渋滞が怖くていけない)、
朝も早よから電車にゆられてまたまた結城に行ってきました。

先日より1本早い水戸線に乗ったので余裕ありまくりで、
道すがらシリーズ。

この木の看板がなかなかいいです。
ここは宿屋さん。



古いおうちが残っています。文化財に指定されているのかな。



こちらはいつもお世話になっている奥順さんの店舗です。
建て戸(正しくはなんていうんだろ)をしまうところが亀甲模様になってる・・・。さすがだ。



さて、いきなり作業模様です。

今回は真綿のショールを染めます。
まずは酸化アルミニウムの溶液に漬け込みます。媒染がわりですよね。



ショールは漬け込んだまま、紫根からの色素抽出を始めます。
稲葉師匠は「ショーチューだよ」とおっしゃいましたが、果たしてそれはほんとなのだろうか。
いずれにしても強烈なアルコール臭につつまれて、紫根2キロをでっかいボウルの中でモミモミしていきます。



いいかげんもみこんだところで、ラップでふたをして寝かせます。



その間に私たちはお昼をいただきました。
前の週に、新しいお店「澤屋」さんがオープンしていたので、そちらも見せてもらいます。
ほかの作家さんとコラボレートした商品や、色からオリジナルで染めてもらう結城紬の見本など、
垂涎のものたちがとてもお行儀よく並んだお店です。

澤屋さんはこちら→澤屋ホームページ

さて、午後になり、戻ってきて最初の作業は「漉し」です。
大ぶりのザルを使って、紫根と抽出液を分離します。



このあと、紅花のときと同じく漉し布を使って、紫根のくずや砂を取り除いて抽出液ができます。

そして、なんて簡単。
これらの溶液を加えて、染液ができます。
紅花とくらべてなんと楽ちんなことよ。



たらいの中でふりふりしながら、繊維の奥まで染液を入れ込んでいきます。



なんかねー、見た目が赤ワインか葡萄ジュースみたい。



このあと水洗いして、あすまで水につけておきます。空気に触れさせずに浸透させるわけですね。

そして、これは前日の体験教室のかたのものですが、このように干して乾かして発送してくれます。
あまりにもきれいな紫なのですが、やはり写真では再現できず。



受取るのにちょっと手間取りましたが、本日届きました。
名前のはいった箱に入れてもらって、当日の集合写真と一緒に。




今年はこのまま箱の中で寝かせておかなければだめ、と稲葉師匠には言われました。
紫根の色素は染まりにくく、こうして置いておくだけでも昇華していき、まわりに色がつくのだそうです。
つまり、ショールなので、その下の衣類に全部ついちゃう・・・。
1年くらい置いて、ようやく落ち着くのですって。

来年が楽しみです。
ってか・・・・。来年までお預けなのか・・・・。悲しい。悲しすぎる。
目の前にあるのに使えないなんて・・・・。

というわけで、結城といえば紬・縮で織物のイメージが強いと思いますが、
奥順さんにはこんな楽しい染め教室があります。
なんたって、稲葉師匠がいらっしゃいますからね。
今年はもう一回染めがあるので、皆勤賞もらいに行く予定です。
(あああ、また遊ぶ予定をいれてる、ダメ人間です・・・。)




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