能の世界への入口

日曜日。
Facebookで知り合いになったりえさん主催のワークショップに参加してきました。
題して、若手能楽師がナビゲートする能楽の世界。
(そして、ほとんどの参加者の脳内では「若手イケメン能楽師」と勝手に変換されていたに違いない(笑))

ナビゲーターは観世流シテ方の武田祥照さん。まだ20代の、ほんとうに若い能楽師さんです。

お話を伺うのは、この武田舞台の前。
檜の敷き詰められた、凛とした空気の満たされた空間です。




今回は、能楽とはなにか、に始まり、扇をテーマにしたお話です。
能楽は、能と狂言にわかれ、笑いの分野に特化したものが狂言、それ以外の演目を能と分けているそうです。
どちらも基本的に仮面劇です。

面は、女性はいろいろあるけれど、男性は種類が少ないそうです。

こちらは若女。



20代前半の娘さんの顔です。

そしてこちらは、おなじみの般若。



嫉妬や恨みのこもった鬼女の顔です。

面を着けるときには、顔に直接当たらないようにお座布団をつけるのだそうです。



目や鼻の穴、小さいですね。


さて、本題の扇です。

全く知らなかった、柄が違うなんて!
(いや、知らないから恐る恐るワークショップに参加したんだけどさ。)



演目で、使う扇が決まっているのだそうです。また、面をかけない、生きている男性の役とそれ以外で、扇の形も異なるとのこと。
生きている男性のは、太刀のかわりで鎮扇、それ以外は中啓といい、一般の扇子とは形も違いました。




シテ方には、観世、金春、宝生、金剛、喜多の五つの流儀があります。
ワキ方、囃子方、狂言方にも各々流儀があり、それぞれのおうちで、代々継がれてきました。

こちらはいわゆる台本です。
なんとおっしゃってたかなぁ、すっかり忘れてる。
表紙の柄で、どこの流派かわかるようになってるそうです。




安達ヶ原の一節を演じていただき、その後、扇に観世水を描いたり、高砂の謡を経験したり、2時間とは思えないほど密度の濃い時間でした。





その後、祥照さん崇史さんご兄弟を交えての懇親会は4時間(笑)にも及び、お能のことだけでなく、もうめっちゃくちゃ話が広がったのでありました。

その晩、記憶のすごーく深いところから浮かんできた夢のなかで、私は立原正秋の小説を読んでいました。
そうなの、高校から大学にかけて、立原をたくさん読んでました。たぶん全部読んだと思う。
能はよく出てくるんです。仕舞いのお稽古をする奥さまとか、能を観に行くシーンとか。
その頃、私も仕舞いの稽古に行きたいなぁと思っていたのを、何十年もたった今、思い出しました。

観るところから始めようかな。
なんとなくですが、歌舞伎より能のほうが自分に合うというか、求めてるものの近くにある気がします。

新しい扉を見つけたかもしれない。
来月、行けるように調整しよう。
訪れたものには逆らわないことにしたのだから。


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No title

お能の世界へようこそ~♪
能楽は知れば知るほど奥深くて、本当に興味が尽きないです。
装束・能面・作り物・扇を始めとした小物類・お囃子・日本史・和歌など、あらゆる方面から楽しめます。
流派によっても、また演じる人によっても全く違う印象になることがあります。
ご自分の楽しみ方を見つけて下さいね!

写真の千鳥の謡本は観世流ですね。
中身の文字の印刷の字体も流派によって違うので見比べると面白いですよ。


>紫苑さん

そうだ、紫苑さんも能を楽しんでいらっしゃいましたね!

今まで気になっていたのに一歩がでなかったもののひとつです。
やっと自分の中に来てくれたかな、と。
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好きなものがたくさんあります。

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