未来を思うとき

こどもたちへ明るい未来を渡せると思っていた。
自分の親たちがそうしてきたように、自分もそうできると思っていた。


今、いろいろなことを考えると、必ず浮かびあがってくる想いがある。
そして、その想いをめぐらすとき、いつの間にか頬を涙が伝う。

あたしは工学部を卒業した。
モノを作り出すためのさまざまを学んだ。
○●工学科という名前はとってもたくさんあるけれど、
まあ、乱暴に十把一絡げにしても、たいがいはモノ作りの基礎とか
そのための知識が学部内にとっちらかっている。


かなり以前から原子力工学には人気がなくなっているのを知っていた。

そして、今。
たぶんもはや日本では、原子力工学を学んでも、その知識と技術は、
モノを作る方向ではなく、モノに終わりを告げるために使われるのだろう。
廃炉。どうすれば安全に廃炉できるのか。
使用済み燃料。どうすれば安全に長期に保管できるのか。
今こそ、それを学ぶ人が必要なのだけど、教える人もいない。
そんな分野に若い人をいざなえるはずもない。

でも、そこに人が必要だ。

終わりを告げるための技術を学ぶために、若い可能性を投入しなくちゃならない。
そのことが、どうしようもなく悲しい。


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No title

海外のドキュメンタリー番組で、
「大人になったら放射能を無くす研究をしたい。」
と言ってる福島の子どもがいました。

小出先生も理論的には放射能を無害にするのは可能だけど
まだその技術がない。とおっしゃっていました。

これからは「無くす技術」だってちゃんとした産業になるのでは?
少なくともそういったことに前向きな子どもが現れてることは事実。

>登夢さん

そう。
放射能無毒化も、それどころか廃炉も、技術がない。

それを確立するのにどんだけ時間かかるかわからない。
でも、必要なのは今なんだ。

今生きている子どもたちにぜんぜん間に合わない。
そのことも悲しいんだよ。
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