わたしの声を届けたいのに(その3)

ちっとも続きが書けません。

さっさと書いて、すっきりしたいのですが。

なんだかいろんな想いがあふれてきます。



長さが一定しないのはご愛嬌ということでお許しくだされ。

夏休みは長いようで短い。

たーくんとは、だいたい3日毎、週に2回くらいの頻度で会うようになっていた。道筋にあるスーパーで10円アイスを2本買って、それが溶けないように駅まで走る。最初の日と同じ公園に行ったり、ちょっと離れた別の公園に行ったり、とにかく狭い範囲でしか動いていなかった。

話題も、実はとても限られていて、たーくんと一緒だった学校とその周辺に関するものがほとんど。それでもずいぶんたくさんの人が登場したし、たかが2年半の在籍でもけっこういろいろな行事や出来事があったのだなぁと思う。

中でもやっぱり大イベントだったのが、5年生夏休みのキャンプだった。
市内のキャンプ場で自分で張ったテントで一泊する、ただそれだけだったんだけど、たーくんたちと私たちのテントが隣同士で、虫除けを借りたり懐中電灯でモールス信号ごっこをしたり、一晩中遊びまくったのだった。おかげで翌朝全員寝坊したのは言うまでもない。

「ちーちゃんたちは、6年生になってからどこか宿泊行事あった?」
「あったよ。でもぜんぜん面白くなかった。」
「オレらも、修学旅行よりもあのキャンプのほうがずっと楽しかったよ」
「そっかぁ。わたし、転校してからトモダチいなかったからさ。余計にね。」

あ。
たーくんの痛いところを衝いてしまった。
これから先のたーくんは、そのわたしよりも過酷な状況になるのに。
黙ってしまったわたしの心中を察したのか。
「いいんだよ、気にすんなよ。しょうがないんだよ、オレら子どもはさ。」
そこでいったん言葉を切ると、彼は頭をかきむしって、そして涙を流していた。
「子どもの意志なんて、親にとっちゃあゴミみたいなもんだよな。」
そんなことないよ、と言いたかったけれど言えなかった。
たかが国内とは言え転校を繰り返すたびに気持ちがすさんで、当然のように生活まで荒れていた自分を思えば、そんなことないわけがなかった。

そうか、たーくんがわたしを選んだ理由は、そんなところにもあったのか。
痛む心の傷をそうっとなでながら、思った。
たーくんの傷はもっともっと深くて大きい。自分でどうすることもできないくらい。

誰がその傷を癒してくれるの。

それを考えたら、わたしもやっぱり泣いていた。
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No title

お、お、重いぜ

(私の体重よりずっとな)

No title

おう、重いよ。体重と反比例だぁ。(光速逃走)

ってか、こゆのひきずってきたわけね、わたし。

書いてみると自分で泣けるわ。

たいしたことじゃないと思ってたのにねぇ。

No title

おひさ間違ってURLを削除してしまってからのコメントだす

子供の頃の転勤族の経験かー私は生まれた時からホームタウンは移動なしだからタマネギさん達の気持ちは理解は出来るものの「解るよ!」と言えない立場なんで私には生まれ育った場所が同じって言うのが普通なので名前に「SUZUKA・鈴鹿」と入れてありますモータースポーツの世界的有名な街ではありますが田舎は田舎です。つい最近、で小学校1年生女子殺害のペルー人が潜伏していた街でもあり、そのアパートが友達のマンションの前で、おもいっきり観たことがある場所で友達に確認したら『報道陣が凄かった』と話してくれたそんな事でに名前が出る街であって欲しくはないと思っていたら 又、胸突き刺されるニュースがで流れている今度は栃木ほんま胸が痛む何で小1ばかりなんだやめてくれーと祈るばかりである 久々、コメントが少し気がめいる様な話でm(__)m今度は、明るい話にしたいものだ

No title

SUZUKAどん、ありがと。

そうか、私とは正反対なのね。

根無し草も悪くないと思っていたんだけど、最近になってやっぱり私がゆらゆらしている根源はこれか、と思うようになった。

たーくんの問題も、私の中ではずっと消化不良のままなので、とりあえずきちんと文字にしてみようと思っています。

それにしても、卑劣な事件が続いていやだいやだ。

早く解決してほしいです。

この件でも、いろいろ思うところあるんですが、記事にしにくいや。
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