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秋の実り旅~伊那谷その6

さて、伊那谷を離れて次なる目的地は岡谷。

こちらでは、蚕糸博物館=宮坂製糸所を訪問します。

シルクファクト岡谷

世界の民族衣装展やってた記憶があるのですが、それよりも、繭が糸になるまでの展示を見たくて、そわそわ。

何枚か撮りましたのでご覧ください。

天蚕。家蚕と違い、糸の均一性が少し落ちるので、手作業になりがちだそうです。繭がみるみる糸に変わっていきます。色もこの淡いみどりでつやつやしてきれいでした。






こちらは家蚕で、さきほどのよりちょいと機械化が進んだタイプだそうです。
何がどう違うか、もはや忘れております。





閲覧注意。お蚕さん。
もう、寒くなってきてるので、動きが鈍いです。



先に訪ねた久保田さんでも、こちらの糸を使っているとのこと。

世界遺産登録で富岡が有名になりましたが、もう国内で絹糸を工業的にたくさん生産しているところは、数えるほどしかなく、ここもそのひとつ。

人が糸をとってるところとか、それが順次自動化されていく機械の変遷とか、ずっと見てても飽きません。
それは、自分が着物好きだから、ということではなく、父方の祖母の在所が同じ長野県で養蚕もやっていた、その記憶からくるもののような気がしました。

納屋に座繰りの道具なんかあったもんなぁ。今思えば。

たぶん祖母自身はそういうことしてなかったけど、親戚のばあちゃんはやってたなぁ。

などなど、古い記憶は、繭を加熱するときの独特のにおいの中でよみがえってきました。

今じゃ純国産の絹なんてほとんどお目にかかれなくて、織以降が国内の『日本の絹』がやっとこさっとこ。
そこ、こだわるべきなのかどうか、いま、激しく悩んでいます。


着物好きが身近にいるから、錯覚しそうになりますが、着物を着るということが日常のものでなくなってるのですから、産業として成り立つような量産を望むことは難しいのじゃないかと。
だけど、廃れてしまえば技術は二度と戻ってこなくなる。
いつもこのループにはまって、悩んでしまいます。

とりあえずは、形になってる着物お持ちでしたら、ぜひ着てください!と言い続けることしかないかなぁ。



なんちゃって着付けに思うこと。

とにかく自分で着られるようになろう、話はそれからだ。

てのがいちばんの気持ちで、なんちゃって着付け出張講座をするようになったのが、たぶんおよそ2年半くらい前。
平日は本業?のなんちゃってSEがあるから、土日祝のみ営業しております。

昨日も新しい生徒さんと格闘してきました。
浴衣はなんとか着られるけど、本格的に着物着てみたい、と言ってくださったかたです。
しはらくの間、月イチで着物イベントに別枠参加していたこともあって、着物姿をたくさん見ていたからだと思います、ご自分がまとったときのイメージをしっかり持っていらっしゃるようでした。
なので、手の動くのが早い!
昨日は襦袢で終わっちゃうかなーと思ってたのですが、着物まで進みました。
マイサイズとは言い難いサイズですが、ほんの少しの工夫で着られることも実感してもらえて、次が楽しみです。


その前の日も、お母さまから受け継いだ着物をどう着るか、作戦を練りました。
やはり、寸足らずではあるのですが、ほんのちょいと細工?すればよい、ということがわかると、俄然「着るぞ」モードに入るのですね。

手持ちが全部異なるサイズとか、お母さまやおばあさまから受け継いだとか、いろんな悩みが一歩を妨げてるのはよくあること。
また、お忙しかったり、出かけていくのがおっくうで、教室通いは厄介だな、というのも、よくあること。

そのすきまを埋めて、着物こわくないよー、と思っていただけたらうれしいです。



先日見て、気になってしまった大島紬。
いつかお迎えできるかなー。


番外
もひとつの売りは、食べ放題どんとこい、です。

活字を追う朝

朝から、新聞のコラムにヤられてどうする。

日経の日曜文化欄は、知らない世界が垣間見えるのが好きなので、ゆっくり読む。

今朝は2記事ともどストライクだった。

ひとつは、言語学者井上史雄さんの現代言葉考。
方言分布と鉄道の関係。
2世代3世代前のルーツが広範な私にとって、耳なじみのよいアクセントや言葉が、ひとつの方言にまとまってないことはよくわかってたんだけど、それ、もしかしたら、これなのかなぁ。
この方の分析を読んでみたい。

もうひとつは、吉村萬壱さんの長文。
その中の一節。

人間が最も酷いことをするのは、「自分は正しい」と思い込んだ時である。それは、正しくない者に対する徹底した非寛容となって現れる。加えて、「正しくなければならない」という過度の要求は強迫観念となって、自分自身をも攻撃するだろう。

自分の正しいが他人には正しくない。
長らくそのような場所に身をおいているのだけど、そうなる前にはたしかに正義をふりかざすようなこともあったと思う。そんな頃の自分は苦しかった。たぶん、吉村氏のいうとおり、自分への攻撃も半端なかった気がする。

少なくとも、今の状況が一般的には正しくないけど、自分に必要で、だから受容する。そのためになにか不都合があったとしても、それは自身の選択によるものだから、誰も責めない。そう決めたとき、肩からなにかが落ちた。目からもうろこがとれたような気がする。
楽になった、と一言で言えばいいのかもしれないが、それだけでは説明がつかない。


そんなことを思いながら。
でも、もっときになった記事はこれだったりする。


ふうむ。チイサイモノスキーか。



ここにいる意味

このところ、それが自分にとってどういう意味を持つのか、はっきりと見えないことが立て続けに起きていて、少し混乱状態であることは否めない。

見ないふりをしているということもなく、曲解しようとしているわけでもなく、でも、なぜ?それ?いま?わたし?ここ?あなた?なかんじ。

考えてもわからないから、あるがまま、起きたことをまるっと食べてみた。
案外美味しくて、楽しかった。
んで、自分の身になったような気がするから、代わりにひとつ手放してみようかなって気になった。

セレンディピティて言葉がある。
予定どおり、計画どおりの未来を期待して、叶わなかったことを嘆いてるのはつまんない。
降って湧いたできごとを面白がって、さわってみて、歩く道を変えてみたってかまわない。 
たぶん、そんな意味の言葉。

いま、ここにいる意味。
それは、過去に泣き暮らすことじゃなく、手探りな毎日をしっかりつかまえて形を確かめることだ。

そんな気がする、雨上がりの朝。


石下結城!ごくり!

今日は雨にもかかわらず、結城に行ってきました。
それは、これやってたから。

http://www.yukitumugi.co.jp/event/isigeotokuiti2015/

9月の鬼怒川溢水により、結城紬の産地の一角である石下地区(常総市)も大変な被害を受けました。
私がいつも染め体験教室でお世話になっている奥順さんでも、生産を担ってくださってる職人さんたちに被害が出てしまったそうです。
そこで、復興支援のために、お蔵入りになってるわけあり石下結城を大放出することに!

以前から家族にショールをねだられてましたので、これはチャーンスとばかり、行ける日を無理矢理捻出しました。
案の定、無理矢理がたたって雨。
でも、こんなことではめげない!もちろん結城紬着て行く!

いつものように休日お出かけパスで。
わずかではありますが、往復運賃よりお安い、乗り放題切符です。



結城に着いても雨。
とことこと歩いて約10分。
奥順さんのギャラリー壱の蔵が会場です。
お店に入ると、もうそこはなんというか、パラダイスはたまた魔窟はたまた桃源郷…。
よだれが垂れてしまいそうな状態です。

まずは反物には目もくれず、お目当てのショールを吟味。
使うのはあたしじゃないけど、気に入らないって言われたらあたしのものにするので、完全に家族の好みには沿ってないことは内緒です。(笑)
(こんなのヤダって言ってくれないかなぁ…妄想炸裂)

それから落ち着いて、買わないもーんと反物吟味。
いくら本場結城じゃないったって、無地や縞や暈しが32,400円。
仕立て代よりお安いんですよ…。
ネット通販でも、こんなお値段は見たことないです。
そして、絣や亀甲のものもたくさん。
100亀甲のものがこのお値段って。
たぶん7掛け以下じゃないかなぁ。
もちろん本場結城だったら倍以上するはずです。

難物といっても、お仕立てで隠れたり、いやいやそういう色でしょと最初から納得できたり、消費者からは難じゃないよーと言いたくなるようなわずかな傷です。

たくさん見て触って、とっても満足しました。

重文の本場結城でなくても、結城の紬を楽しみたいな、と思われたらぜひ15日までにお出かけください。
きっと素敵な出会いがあると思います。
折しも次の週末はきものday結城、街をあげての紬祭りです。
紬を着て歩く姿も見ることができるでしょう。


いや、まじでおすすめですって。見るだけでも!
だってねー、触り放題だよ?
ぐるぐる巻きもされないよ?
妄想するのは自由だからね?

ああ、もう一度行きたい…。




秋の実り旅~伊那谷その5

お昼は駒ヶ根駅前の水車というお店で。

水車

名物はソースカツ丼と井月丼。
私は、お蕎麦とソースカツ丼両方楽しめる欲張りな、駒ヶ根セットをいただきました。




腹ごしらえすませて、駅裏(すみません。だって改札こっちにはないんだもん。)の伊那紬工房へ。



こちらで糸の染から織まですべて手掛けています。会社名が久保田織染工業ですもの。


染めて。


綛繰りして。


あれ、順不同だな。
織って。


合わせて(違)。


いやーここで全部やってるんですよね、糸になった後のすべて。

つやっとした伊那紬は、おしゃれ感いっぱいです。
草木染め中心の柔らかな色づかいで、きっとどなたもお似合いの一反を探せそうです。

後ろ髪ひかれながら、おいとましました。
きちんと事前に連絡をすれば、見学はいつでもできそうでした。
(ただし平日ね。)


秋の実り旅~伊那谷その4

さて、一夜明けまして。

朝ごはんは、長野県名物?の昆虫食です。




右がイナゴ。左がハチノコ。どちらも佃煮です。ので、醤油と砂糖の味しかしません。
私はルーツが信州なので、昆虫食は別に珍しくなくて、ハチノコなんかは、佃煮じゃなくても食べます。
でも、ザザムシは苦手。

朝食はほんとはこんな豪華版です。


これに松茸ごはんがつきました。
んー、どこまでも松茸です。
しかし!
今回の旅のメインは、松茸じゃなくて、伊那紬のふるさとを訪ねる、です。

そこんとこ間違わないようにしようと、朝のお散歩で、資料館を訪ねました。



元は、お医者様のおうちだったそうです。コスモスがとても綺麗。

古い道具がたくさん展示されていて、なかでもやはり糸や織物に関するものの多いこと。
これからの見学準備にうってつけです。

宿を後にして、向かうは駒ヶ根。

なんですが。
今回最大のハプニング勃発。
企画者を伊那市駅に置き去りにして、メンバー載せた列車が発車してしまいました!
(゜ロ゜;

まあ、発車時刻ぎりぎりに払い戻しとか厄介なことしてる四日さんが悪いんだけどね(笑)。
荷物も財布も携帯もぜーんぶ私たちが持っていたので、ちょっと心配しましたが、払い戻してお金はできるはずだし、まあ、昼ごはんあきらめて次の列車で来てもらいましょ、と。

んが、そこは地元出身の彼のこと、きっちりタクシー飛ばして、私たちより先に駒ヶ根着いてました。


つまんねーよ!(笑)


まあ、無事合流できてよかったです。
ほんとにこの旅は、ただの旅じゃない。
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たまねぎです。
ゆる~く生きてます。
好きなものがたくさんあります。

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