さよならの儀式

6月28日。
野付半島のトドワラに行った。





初めて行ったのは、大学4年の夏だった。
もう一度行きたいと思いながら、30年近くたっている。

ふとした拍子に表層にうかびあがってくる、ぷちんと切れてどこにもつながらない糸。

迎えに来てくれたら、手をさしのべられたら、きっとその手を取ってしまうだろう、といつもびくびくしていた。



それを手放す。
もう、すがらない。
そう決めて釧路に来た。
そして、今回の旅仲間と共に、トドワラを訪れた。

ちょうどお昼時。
太陽のいちばん高い空。
あたしの深いところから取り出したまあるくて鈍く輝く玉を、解き放った。
ずっと、あたしを見守っていたもの。
ずっと、あたしを縛っていたもの。
大丈夫。
もうひとりで歩けるから。
いや、ひとりで歩いていたけど、いつもほんとうはその糸にすがっていた。

玉は、糸を絡めとり、空へと消えた。
もう来なくていいから。


ここも神のみくになれば
あめつち御歌をうたいかわし
岩に樹々に空に海に
たえなる御業ぞあらわれたる


二度歌った。
そして。
ありがとう。
さようなら。

あなたのために流す涙は、これがさいごです。








スポンサーサイト

さよならを言うとき。

ほぼ毎晩、日本語と格闘中。

読むのはかなり早いんだけど、産み出すのはね。字数制限もあるし。

しかしながら。
Twitterで140文字制限の中、なにかを書くという行為は、意外に自分にとって訓練になっているとわかった。
んで、目下この作業をしてるがために、つぶやき回数激減してるのも、連動してるということらしい。


副産物として、過去の反芻。
恋物語を書け、だから、その分野の思い出もずいぶん引きずり出した。
すると、そこに連なるあれこれも、一気に吹き出してくる。

魔女に、脳を正しく使ってない、と言われたのはそのとおりで、あのときはまだ過去に捕らわれた状態だった。

でも、二つのものがもたらされた。一つは気づかずに通り過ぎてしまうかもしれないものだったけど、見逃すことはなかった。それだけで、ずいぶんと自分も変わったのだと思う。

いま、ここで手離そう、と思えたし、そうしないと二度とチャンスは来ないと思った。
30年近くあたしの中につなぎ止められたまま、そのものも苦しかったに違いない。

折しも明日から釧路に行くのだ。
エリアは違っていても、原点は北海道だ。
(東京ー大阪くらい離れてるから、北海道でくくってはいけない気もするが。)


ありがとう。さよなら。
今まで見守ってくれたこと、忘れない。
完全にほどけるまでに少し時間はかかると思うけれど、もう大丈夫。
結び目の厄介なところ、ちゃんと緩んだから。
 



そして、この空いたところになにを満たしていけばいいのか。
それが一大事かもしれない。

何年も書こうとして見送ってたことも、こうしてみれば、私の中の必然だったのかな。




こんなたわけたこと、夜書いたらもっとたいへんなことになるので、朝書きました。




      

夏至の夜は

素敵なお買い物で心満たした昼が終わる頃、
新宿で古くからの仲間うちでの会を楽しみました。

高校の行事実行委員会で一緒におしごとした人々。
今回は自分より上の代ばかりになりましたが、ここまで年齢重ねてると、もはや誤差。

当時の思い出やら近況やら、とにかく話が尽きることなく、わいわいと食べて呑んでしゃべって。

そんな中で、ふと出てきたこと。
クラスの同窓会だと、どうしても当時の思い出話がほとんどだけど、この集まりだと、いま、の話が多くなるねって。

それは、ここ数年、この会が年に2回ペースで開催されてることと無縁ではありません。継続して会うということは、過去と未来をつなげていくことかなぁ、と思います。

優秀な幹事役の先輩がいてくださることもありますが、あたしたちのコアだった先輩を偲ぶ気持ちが強いから、なのでしょう。
いつも来てくれるの。
昨日も途中で気づきました。

みんな元気です。
そして、いつも、先輩のこと忘れてないよ。

美味しいお料理とお酒でお腹を満たし、楽しい話で心を満たし、次の約束(日付未定を約束というのだろうか(笑))をして、駅でお別れ。
手をふるみなさんの姿が、とても大切な宝物。




2014年夏至

暦の句読点な日がとても大切に感じるようになった、ここ数年。

長い長い昼をどうやって楽しもう?
と呟いた昨日の私は。


午前中、美容院で夏向きヘアスタイルを作ってもらいました。
毎日髪を洗いたくなるので、ワンコみたいにぷるぷるっと頭振れば水気が飛ぶように、少しパーマをかけて。
半年ぶりのパーマです。

お昼からは、友人と一緒に、竹蔵龍浴衣祭りに。
今年の浴衣は、竹姐に見立ててもらったルミロックです。
以前から気になってしかたなかったブランド、ついに私のとこに来てくれました(笑)
プレタは裄がびろーんと長いので、目下お直しの旅に出ています。
届いたら写真のせますね。
自分では絶対に選ばないであろうものを、確かな目利きさんにセレクトしてもらえるって素敵。

この柄です。



これ書くために、ルミロックさんのサイトに行って初めて読んだ、コピー。

『あなたの心の扉を開ける鍵はどれでしょう』
ああ、本質的なところを衝かれてしまってたのね。
だからこの子に惹かれたのだと、今朝になってわかりました。
もうひとつ別のを選んでもらって、それもとても大人のかわいさがあって素敵だったのですが、断然これだったんだもん。

Facebookのエントリーにコメントした、昨晩の私の気持ちは。

選んで幸せ
届いて幸せ
纏って幸せ
褒められて幸せ
昇天

でした。いま、選んで幸せのとこにいるのだけど、すでに最終段階までシミュレーション完了しちゃいました(笑)


そして、うちの子になったかわいい小物たち。


つまみ細工は、小田彦三郎さんの作品です。



つまみ細工はとても繊細ですが、オダヒコさんのは色合わせにとても力強さが感じられます。
それでいて、わーわー主張しすぎない、なんて言えばいいんだろ、ずっとそこにいましたか?いたのよね、ていうなじみのよさ。

今回選んだのも、色は派手じゃないのですが、ひとつひとつのつまみがなにか話しかけてくれる、そんな帯飾りです。



もうひとつは、れがろどるちぇさんのガラス。



これだけ並んでてぱっと見たときの第一印象。

ぷりぷりしてて美味しそうー。

そうなんです、なんというかつやつやぷりぷり感が、飴ちゃんを通り越して別の次元の食べ物的なんですね。
そんななかから、夜の地球みたいな根付けが呼んでました。

手の中で、宇宙とつながれる回線が開いたような感覚。


どうやら昨日選んだものは、どれもこれも、今いるところから旅に出ることを示唆しているような気がします。

そのための勇気を持ちなさいって言われているのかも。


さて、あたしは夏至に手に入れたツールとともに、どこへ歩いていくのだろう?


記録 (6/18)

この記事を閲覧するにはパスワードが必要です
パスワード入力

わたしのなかのわたしへ4

この記事を閲覧するにはパスワードが必要です
パスワード入力

秩父札所巡り 十三番~十八番 その3

早くしなきゃ、また週末行く気まんまんなのに。
というわけで、さらに歩いております。

十七番 定林寺



まわりを民家に囲まれているのですが、そこだけ空気の色が違います。きっと真夏は蝉が鳴くんだろうな。

いま、秩父は、この花のなんとか、という漫画(アニメ)のご当地として、人気があるのですが、ヲタの子どもを持っててもそゆのに疎いわたくし。
それでも、このお寺さんの寺務所売店がどえりゃあことになっとるのは、よくわかりました。
絵馬だのクリアファイルだの、グッズ満載。
一瞬、自分が何をしているのかわからなくなりました。(笑)

次へ向かう道。
振り返ればやっぱり武甲山がみえます。
お天気が前回に比べていまいちなので、山もうすぼんやりとしています。



線路を渡り、さらに北上します。

十八番 神門寺



国道沿いとは思えない静けさです。
唐破風の屋根が、夜祭りの山車と似てるのだそうです。

秩父鉄道の大野原駅まで行き、電車で御花畑駅まで戻ります。
で、さきほどの番場商店街へ。
コロプラのリアルお土産屋さん、安田屋で豚肉の味噌漬けをお土産に買い、揚げ立てのコロッケとメンチカツを歩き食い。
あーうまー。あまりのうまさに、写真撮るのは完全に忘れました。
ちょうど食べ終わる頃、西武秩父駅に戻ってきました。


ここからは、ジャズ歌手みづもとあつこさんと合流!
二人旅です。

バスに乗り、次の札所へ。

番号もぐーんと飛んで。
二十三番 音楽寺



この名前のために、ミュージシャンが訪れることも多いそうです。
てか、あつこさんと一緒じゃん!
あつこさんと歩くと決まったとき、どうしてもここにご案内したいと思ったのです。

あつこさんは、高校同級生の、中学同級生、つまり、友だちの友だちなのですが、今回の同行ですっかり友だちになれました。

すぐちかくのお蕎麦屋さん、不老庵でとろろそば。



バスがないので、歩いて山を下ります。
荒川を渡るきれいな吊り橋は、秩父公園橋。




渡った先で超ラッキーなことにタクシーをつかまえ、いよいよ本日のメインイベント、羊山公園へ!

タクシーの運転手さん、若いお兄ちゃんで、羊山のことだけでなく、秩父錦の甕口酒のことまで教えてくれました。
売店でまだ売ってるかもって。きらりーん!

こちらが、4月29日の羊山公園。武甲山をバックのこのポジションは、絵はがきとかパンフレット写真によく出てくるので、お馴染みの景色だと思います。



花は満開とまでいかなかったのですが、芝桜のちょっとはちみつぽい香りとか、色合いのグラデーションが楽しく、園内をゆっくりと歩いて楽しみました。
もちろんお土産売店で、甕口酒もゲトりました。

山を降りて、古民家の喫茶店であつこさんと話し込んでしまいました。
これまでのこと、これからのこと、あれこれあれこれ。

年をとっても、新しい友だちはできるんですよね。
そして、もしかしたら、年取ってからの友人は、若い頃と違って時間がない分、密度濃くなるのかも。

と思った、第二回の札所巡りでした。
この日もなんだかんだで27,000歩。13キロくらいでしょうかね。

紬塾第3回と第4回

今日一日で2回分のカリキュラムを進めました。
というのは、仲間のひとりが本格的に中野先生のところに弟子入りすることになり、塾生が減ってしまったため、たまねぎも実習コースにお誘いいただいたからです。
実習初回に参加できないとお伝えしたところ、他の皆さんに諮ってくださり、今日2コマすることで、調整してもらえたのでした。


前半で糸紡ぎ。\(^o^)/
10時半頃から12時頃までで、引けるだけ引きましょうということで、真綿を台にかけました。



すうっと手前に引き出した繊維を、水に濡らした指でまとめていきます。
縒りはかけません。
なかなか太さが均一にならなくて、悔しい。



これを綛繰り機にかけて長さをはかりました。約20メートルでした。



これだけじゃ何も織れない…(涙)


気を取り直して、午後の座学。
課題図書として、幸田文の「きもの」を読み合わせし、気になったところや、背景について調べたことなどを発表して、みんなでディスカッションします。

関東大震災の前後の時代ですが、きものがまだまだ庶民の日常着であり、暮らしに布が密着していたことがよくわかります。

後半で運針。
麻の伊達締めを作るのです。ですが。


実はたまねぎは、運針ができません。
案の定、中野先生を困らせてしまいました。とほほ。

号泣。ちくちくの神様、降りてきてー。

とりあえず次回までに練習します。50過ぎて、針の練習をすることになるとは…。んでも、身になることなので、精進したいと思います。

次は実習で、紡いだ糸とその他の絹を染めます。
あ、あと、伊達締めの続き作業もあります。ひっくり返して開口部をくけて閉じるのですな。

号泣してますが、でも、やっぱり楽しいです。好きなことをして過ごす時間は宝物。


インド料理店でオフ会

まずはお腹いっぱいになってください。

シシカバブとか海老とか鶏肉とか、スパイシーな焼き物たち




サラダにとんがり帽子乗ってる!




豆粉せんべい、マサラ・パパドゥ(あとから調べてるので、お店では違う名前かも)




お飲み物は、マンゴーラッシー




マサラ・ドゥーサ。
たぶん豆粉のクレープに、じゃがいもの味つき炒めを巻いたもの。ボリューム感すごい!




ドライカレーみたいですが、たぶんビリヤニ。おいしー。




カレーは、もうひとつ、ほうれん草のもありました。どれがなんだかわすれたけど、全部美味!ひとつだけちょっと辛味が強かったけど、あとのはマイルドです。




デザートは、青パパイヤとバナナのまぜまぜとろりん。



仕上げはチャイ!




せっかくなので、パンジャビスーツで仮装してみました。




で、なんの集まりかというと、全日本おばちゃん党の東京周辺住民集会。
ええ、単なる食いしん坊のオフ会です。

お店は練馬駅近くのこちらです。

http://www.hotpepper.jp/strJ000104078/

仲間のツレアイさんがやってらっしゃるインド料理店。
詳しい方が語るには、南インドのお料理だそうです。

食べるしゃべる、まあ、この会の時にはいつもそうなのですが、口が常に動いてます。
もぐもぐしてるときは、耳が大きくなってます。

日常の暮らしのことから、学校問題、環境について、経済、政治、なんでもござれ。
必ず誰かがその話題のファシリテーターになれるだけの力があります。
そして、いつもいつもアンテナ高くのばして、情報収集を怠らない。
そんなおばちゃんたちの力、侮ったらあかんで。
いつかこのパワーでこの国のあかんとこ、ひっくり返したろ、と思ってます。

それにしても、よく食べた。
また行きたいわぁ。



FC2カウンター
プロフィール

たまねぎ

Author:たまねぎ
たまねぎです。
ゆる~く生きてます。
好きなものがたくさんあります。

最新記事
最新コメント
リンク
カテゴリ
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR