わたしの声を届けたいのに(その2)

あらら。

結構勘違いされてるなぁ。恋愛物語じゃあないんです。

たぶん、もし力があったとしてもどうにもできない事柄だったんだけど、以後今に至るまで、自分的には禍根として感じていることなんです。

 
 
 
 
 
小学生のときの彼は、わたしより背がちっちゃくて、色が黒くて黒ぶちのめがねをかけてて、そう、あれにそっくりだった。「ダッコちゃん」
1年ちょっとたって変わってるんだろうか。もしかしてダッコちゃんのまま背が伸びてたら、かなり笑えるだろうな、などなど思いながら歩く。
卒業した小学校の横を通り、たぶんたくさんの同級生が住んでいるんだけど、自分にとっては生活圏ではない地域を横切って、指定の駅に向かう。
なぜこの駅なんだ?それもよくわからない。

改札口が見えるところまで来て、すぐにわかった。ちいさいままのダッコちゃんがそこにいた。(ダッコちゃん、ではあんまりだから、ここではとりあえず「たーくん」と呼ぶことにする。同じように、わたしも違う名前でよばれていたが、ここでは「ちーちゃん」にする。タ行そろえということで。)

「たーくん!」
その声でこっちをむいたたーくんは、満面の笑みをうかべた。
「ちーちゃん。来てくれたんだ。」
今日、手紙が届いたことを伝え、立ったままでは話もできないのですぐ近くの児童公園に移動した。隣接学区なので土地鑑はちゃんとある。
「たーくん、ここの公園知ってる?」
「知らない。初めて来た。」
そうか。ここらでいちばん大きい児童公園なのに。ってことは、このあたりに住んでいるわけではないだろう。またわからないことがひとつ増えた。

「駅に来るようになったのはいつなの?」
いったいいつから毎日来ていたのかを訊ねると、もう10日だという。夏休みが始まってすぐから来ていたのだ。

じゃあなぜ手紙が届くのに時間がかかったのか、封筒がたーくんの書いたものでなかったのか。
今どこに住んでいるのか、どうしているのか。わからないことだらけのわたしがそれをぶつけると、たーくんはとても困ってふっつりと口を閉ざした。
浅黒いたーくんの顔は少し青くなった。
「じゃ、話せること、話して」

小学校卒業式の3日後に、そのまちを出て東京に来たこと。
ご両親と3人でこの沿線に住んでいること。具体的な地名は言えない。
学校には行っているが、少し特殊な学校であること。
そして、最後に。

「たぶん年内くらいに、日本を出る」
「外国に住むの?」
「うん」
「どこ」
「それも言えない」
「小学校のともだちには、それ言ってきたの?」
「黙って離れた」

率直な感想。わけわからん。
わたしもたかだか東京に来て1年。徒歩圏内の情報しか持っていない中学生が何を推察できるだろう。

「なぜ手紙くれた?」
「オレのこと知ってるひとで東京に住んでいるの、ちーちゃんだけだ。
 日本出たら、もう帰ってこないはずだ。みんなのことも忘れないようにしたくて、
 いっぱい誰かと話をしたかったんだ。」
転校生だったわたしは、たーくんと同じ学校にいたのはたった2年半だ。
同じクラスだったのもたった1年だけだ。
6年間、いや、もっとたくさんあるはずのあのまちの思い出を語るには、わたしでは力不足だ。
それなのに、たーくんは、わたししか話できる人がいないと言う。
いったいどういう事情なのか。さっぱりわからないけれど、13才の少年が暮らす環境としてはあまりにも過酷だ。

毎日は来られないけれど、それでもいいか、と聞くと、十分だと言う。
「わかった。次に会える日をちゃんと決めればいいんだね。」
そして、一日に与えられてる時間は約1時間。17時にはここを離れて帰宅しなくてはいけないらしい。

こうして、たーくんとわたしだけの夏休みが始まった。
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カテゴリ整理について

思いつくままにカテゴリを追加していったら、自分でも収拾がつかなくなってしまったので、少し整理整頓しました。

カテゴリの並べ替えができないのがちと気に入らんのですが・・・。



カラダガタカラダ → 従来どおり、わたしの健康に関する記事



親だって学校が好き → 従来どおり、うちの子どもらの学校に関する記事



青春の蹉跌? → わたしの若い頃の思い出記事

            かつて存在した「思い出箱-高校編」もここに統合しました。



日記 → カテゴリ分別(をい、ゴミかよ)不可能なものども。単なるメモも含みます。



心満たすもの → 好きなものは全部ここに統合しました。音楽・本・乗り物・etc



腹満たすもの → 言わずと知れた、食べ物コーナーです。



ブログ実験中 → このブログ公開自体が、わたしにとっては壮大な実験です。



たぶんこれでもうぐちゃぐちゃにならないと思うんだけど・・・。自信ない。

夜でも明るい



年々派手になるイルミネーション


わたしの声を届けたいのに(その1)

古くから抱え込んでいてどうにも消化できない思い出ってありませんか?

そういうのをどうすればいいか、ずうっと考えていましたが、物語にしてしまえば少しすっきりするかなって思っています。



消化できないからにはやっぱり「つまづき」なんで、このカテゴリに放り込むことにしました。

あっ、カテゴリを少し整理整頓したんです。それについてはまた別記事を載せます。



そゆわけで、しばらくの間続き物として書いてみたいと思います。



おっと。タイトルちょっと変えました。「聞こえますか」じゃあまりにも尊大だ。

  
  
  
  
  
どんな夏だったんだろう。中学最初の夏休み。
部活でしょっちゅう学校に行ってたような気もするが、この頃の記憶はすごく曖昧だ。
そんな曖昧なのに、どうしても忘れられない数日がある。

学校帰りに集合ポストを開いてから帰るのは、わたしの日課だ。
携帯なんてものがなかった当時、遠方の友人とのコミュニケーションツールは、唯一手紙しかなかった。
転校する前の友人からたまにくる手紙をとても楽しみにしていた。
(そんなことしていたから、こっちに来てからなかなか友人ができなかった、とも言う。)

そんなある日。
わたし宛の白い封筒が一通。ひっくり返してみても名前がない。
宛名書きの筆跡には、思い当たる人がいない。いったい誰・・・。
消印は、居住地からいちばん近い繁華街だった。
ますますわからない。今の同級生なら、こんな面倒なことはしないんじゃないか。
そもそもわたしに手紙をくれるような、深い友人はいないはずだ。(のちにできるけれど)

急いで階段を上り、汗を吸った制服を着替えて、ゆっくりと封筒にハサミを入れる。
中には、ぴら~んとたった一枚の白い便箋。そこには薄い鉛筆の文字があった。
その筆跡なら記憶がある。差出人は、転校前の同級生だった。
手元にはもう原文がないので、思い出しながら書いてみる。

「転校して一度も手紙なんか書いたことないので、とてもびっくりさせていると思います。ごめんね。
 今僕はキミんちの近くにいます。僕も小学校卒業して、あのまちを離れました。
 あまりにも近くなので、どうしても会いたくなりました。
 電話で連絡をとれればいいのですが、それができません。
 ××駅まではそんなに遠くないですよね。夏休みだから時間とれますか。
 毎日16時に改札口にいます。
 こんな怪しい手紙だから、来てくれない確率が高いとは思っているけど、待っています。」

そう。何日に書いたかとか、どこに住んでいるとか、どこの学校に通っているとか、ふつうなら書かれているはずの情報がまったくなかったのだ。
でも、その筆跡は確かに彼のものだ。文章も、なんとなく理屈っぽい彼のしゃべり方そのものだった。
××駅までは、歩いて20分くらい。16時には十分間に合う。
今日もいるんだろうか。行ってみることにした。

言葉のアヤ

おとといの朝、ちょっとした言葉の行き違いから、知人とトラブった。メールのみで喧嘩?したのは初めてだ。まあ、現在は修復済みだけど。



おなじくおとといの夜、地域の集まりの中でやはり言葉尻をとらえての軽い行き違いがあった。こちらは未だ継続中である。



言霊というけれど、ほんとにそのとおりだなぁ。しゃべるとき、ちゃんと魂入れよっと。

映画2本立て

地元の市民団体が毎年この時期に映画祭をやっている。今日はその初日。

で、福井晴敏特集ってのがあったので、午後からみて来ました。ほんとは朝からやってて3本だったんだけど、今は午前中着付け教室行ってるからね~。

『亡国のイージス』と『戦国自衛隊1549』。間で福井さんとイージスの監督である阪本順治さんのトークショー付きという豪華版。



どっちも必死に何かを守ろうとする男たちの闘いで、決してスマートに立ち回ったりしてないけど、とにかく強くて優しくてかっこいいんだよな~。信念と愛があるからか?(うわっ、くさいこと書いてしまった)



いや~日本の行く末を考えさせられた。未来はどうなるんだべ?

最後の夜



3年弱働いた街。

あんまり好きになれなかったな。ここ。

新しい職場

来週から、こんな吹き抜けのあるビルに移転します~

でも空室ばっかり…




いい感じ

昨日は整体の日。ワンクール5回のあと、隔週になって3回。その間フルタイム勤務に変わったりしているが、めちゃ疲れるとか起きられないとかいうフィジカル面のトラブルがないので、きっと体はいい状態なんだな、と思ってた。

やはり先生は「とってもいい感じになってきてますよ」とのこと。私の以前の上体は肩がまるく縮こまって、肺が小さくなっていたらしい。(それが喘息の遠因だったとも言えるって)でも今は胸郭が開いて楽な体勢になっているそうだ。

息が楽口呼吸しない風邪ひかない の良い連鎖ができてきてるのかも。

それと、くよくよしなくなった自分がいる。(あ、でもこれは気学との出会いに因るものかも)

なんとなく今、全体的にいいかんじ。

少数派は切り捨てらしい

こういうところから火種はあがるはずなんだけどなぁ。



本日予定時刻をかなり超過して、大規模メンテナンスが終わったわけですが・・・。

ここ10日ほど不便していた「投稿できない」が解決してないんですよ、わたくし。

前の記事でも書いたとおりの状況が、いまだに続いています。←こんなもん使えたってなんの役にもたたない。





そして現在は、メールからの投稿・画像付の投稿がまったくできない状態らしい。

投稿できないって・・・ブログの意味ないじゃんね。

どっか引っ越そうかなぁ。軽いとこに。



from Internet Explorer 6.0

投稿できませんがな

えーと、私はメインブラウザにInternetExplorerを使っていない。理由はキライだから。
これじゃ理由になってないな。

えーと、正しい理由は当初不具合が多かったことと、社で標準ブラウザとしてNetscapeを指定されていたから。
当然メーラーもOutlookExpressではなくて、Netscapeだ。
Netscapeのバージョンアップが停止したため、今では社の標準はFirefoxとThunderbirdに変更されているが、
マイクロソフト製品でないことにはかわりない。

11/4のお知らせで「Macから投稿できない」と書かれているけれど、真相は違う。
「InternetExplorer以外のブラウザからは投稿できない」が正しい。
なぜなら、自宅のWindowsXP-Netscape、社のWindows2K-Firefox、どちらからも投稿できないからだ。
その旨、お問い合わせメールで知らせた。
一応返事は来ているけれど、そんな返事ならいらねーよ、という程度のものだった。

一応、ソフト開発エンジニアの端くれとして言わせてもらおう。
機能の追加をはかる際のテスト体制はいったいどうなっているのか。
世の中に多種ブラウザ、また、MacのようにIEが標準インストールでないマシンが存在している以上、
少なくともかなり多数が利用しているマシン・ブラウザについて稼動試験を行うのはあたりまえのことだ。
その手順をもし省いたのだとすれば、DUOBLOGの開発陣は失格だ。
総退陣を要求したい。

そこそこ長文だからケイタイからカキコできなくて、昼休みにテキスト作って、
ちょちょいとIEからアップしているけれど、この状況が1週間以上続くようであれば、
PCオンリーから投稿している非IEユーザは、かなりの数が撤退することが予想される。
だって・・・投稿できないって致命的でしょう。

もっと詳しい方がいらしたら、tamanegiにいろいろ教えてください。



横浜 美美壺壺


福井から友人が上京(横浜だから上京じゃないか)してきたので、茅ヶ崎の友人と3人でランチを。

本日のお店は、シウマイで有名な崎陽軒系列のお店で、揚子江壺料理。店名は『びびここ』と読む。
文字どおり、壺に材料を入れて煮込んだものである。
で、ちょっとぜいたくに『ふかひれのスペシャリテ』を注文。壺の真ん中に見えるロールイカみたいな白いものが、ふかひれのえんがわです。食感は、予想を裏切ってもちもちしていた~。こりこりかと思っていたよ。

心も体もほっこり温まりました

文化祭は楽しい(追記)


うちの娘の学校です。

ありゃ?寺子屋だったかの?
本物の校舎はもっとモダン(死語)です。年一回のお祭りっていうと先生方は違うとおっしゃるが、やっぱり祭りは祭りだよねぇ。

展示。食堂。ゲーム。舞台。みんな楽しく一生懸命運営したよね。キラキラしてたよ。

仕事場


作業室です。珍しく無人になったのでこそこそ撮影してみました。
窓のない劣悪な環境です。しかも空気の流れで、ときどきの煙まで入って来る。
(`へ´)

こんな職場で、本日からフルタイム勤務となりました。『あやしいパートタイマー』卒業です

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たまねぎです。
ゆる~く生きてます。
好きなものがたくさんあります。

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