着物警察を洗脳してみた

東京キモノショーに行ってきました。



あれれ、妙な格好をしているね?
はい!そうなんです。
5月5日こどもの日の東京キモノショーは、黒留ナイトの日。
14時~の道中で、コレド室町の周りをぐるりと練り歩き、16時~はステージでファッションショー、19時~いよいよメインのパーティーと、1日全部黒留ナイト関連目白押し。
てなわけで、黒留袖コーデで遊んできました。

今回で黒留NIGHTに参加するのも4回目になりました。
いままではわりとセオリー通りに着ていたのですが、今回ちょっと冒険してみようと思い、仲良しのスタイリスト前島ミシェル由衣ちゃんにコーディネートをお願いしてみました。

そのときの原形がこれ。



で自分が着たのはこれ。



若干雰囲気変わってますが、小物や着方のくせのせいかも。

で、お友だちと3人で連れだって会場内歩いていたら、素敵な着物を正統派でお召しの奥様方やはりお3人グループに、声をかけられました。
たぶんそれほど年齢差がないので(わたしたちがちょっとだけ下かな)、興味津々かつモノ申したくて、我慢できなかったのでしょう(笑)。

なぜそんな(変な)着方をしているのか、何があるのか、どういうつもりなのか、的なかんじで聞かれたので。
黒留ナイトが始まったきっかけについて簡単にお話したうえで、そのあとのファッションショーをぜひ見に来てください、とお伝えしました。
そしたら、あなたたち出るの?と言うので、いや、こーんなふつうレベルじゃつまんないので、あたしたちは見る人ですーと答えたときの、みなさま、あごががくーんと下がりました(笑)。
あたしたちは正統派とぶっとびの真ん中くらいっすよーって。理解できなかったみたいです。
それでも、なごやかにお別れしました。

うしし、久々に着物警察に職質かけられたぜ、とホクホク。

さて、ファッションショー。
あ、さっきの婦警さんたち、立ち見の最前列にいるよ!
(あたしたちもです。(笑))
ショーを見るのに忙しかったのですが、チラ見で婦警さんを窺うこともおさおさ怠りなく。

え?どうだったか?って?
拍手したり笑顔になったり、お仲間と何かお話ししたり、30分ほどのショータイムを楽しんでいらっしゃいました。

ほんとうは、終わったあとお声かけてお話してみたかったんですが、あの笑顔とちょっとコーフンした様子でお話してたようすから、なんとなく受け入れてくださって、ショーも楽しんでいただけたんだなーと思ったので、まいっか、と。

多くの黒留Loverたちは、着物にハサミをいれずにコーディネートを楽しんでいます。
同じ黒留袖を、何度も違うコーディネートによって、変幻自在のスタイルにしています。
そういうの、着物着慣れてるかたには、見ればお分かりいただけるんじゃないかな。

帰りに、スタッフでご尽力されてる男性の着物友だちと遭遇して、黒留ナイトのお話をちょっとしました。
このかたも正統派でとてもかっこよく着こなしていらっしゃるかたです。
黒留のメンメンを間近に見るのは初めてで、とても自由でいいなぁ、っておっしゃってました。
(冒頭の写真はこのかたに撮っていただいたので、あたしのイデタチもご覧になってます。)
なんとなく、いままではあんまり肯定的じゃなかったのかなーと感じましたが、来年はご一緒に参加しましょうとお誘いしたら、ぜひ、とお返事くださって、とってもうれしかったです。
同じものがひとつとしてない黒留袖への敬意とか、だけど、もっとかしこまらずに着て欲しいという思いとか、とても素敵な感想をくださいました。
あたしにも宝のような言葉です。

ああ、1日はあっという間でした。
また来年があれば。
さて、今度はどうするかね、あたし。


#東京キモノショー
#黒留NIGHT
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2018年浴衣染め

紬の里、結城に行って、なぜか織りではなく染め三昧しているこの数年。
今年もまた浴衣をつくることになりました。

体はひとつ、浴衣は増える、着るチャンスはそうは増えない、さあ、どないしよ。

といいながら、毎年違う技術を使う稲葉師匠の策略にはまっております。

今年はこんなの。

つむぎの館―浴衣染め体験

選べる2タイプ、わたしは右のメンズが着てる2回作業のパターンを選びました。
(ただ単に2回遊びに行きたかっただけ、とも言う。)

毎度のことですが、13メートル1反分の生地は、あらかじめ奥順さんで畳み作業をしてもらっています。
私たちは午前中、それと同じ畳み方の手ぬぐいサイズをたたみ、畳んでいただいてるありがたみをとっくりと味わい、かつ、この手ぬぐいを染めることで、今日の染料の状態を探ります。
いくら化学染料とはいえ、気温や湿度で発色が変わるそうです。



奥が反物で、手前が手ぬぐいです。
1メートルもない手ぬぐいを畳むだけで四苦八苦してるのに、13メートル畳んでたら、日が暮れます。
実際、昔は畳み作業もあったのですが、折り目が杜撰な上に時間がかかって(心で)泣きながら作業していたのを、皆さんが見かねたのかも。←あたしのせいか。すんまそん。

で、手ぬぐい染めは、多色使いの、左側のパターンで遊びます。
重ねた色の出方や、染料に浸けた時間による色の広がり具合を確かめると同時に、多色タイプを選んだかたたちは、自分の作るもののイメージを展開することになります。

無責任に、わーきれいきれい、と勝手な色を選んだら、こうなりました。



なんか、marimekkoみたい。
もしこんな浴衣だったらどうだろう。わたしはあんまり抵抗なく着てしまいそうですが。

この体験講習にはお昼ご飯もついています。



いつものようにおかずたっぷりお弁当。
壱の蔵カフェの2階でゆっくりと。
弐の蔵澤屋さんや展示館を楽しんで、いよいよ午後の作業です。

ベースになる色でしっかりと染める作業です。

①スタンバイ



②そろりそろりと浸けて




③バットの底につけます。



じゅわーと色が上がるのを見ているのは、とっても面白い。
実はオレンジに染めたのですが、最初は、はれ?色間違っちゃったかな?と勘違いするくらい、緑色っぽく見えます。
補色かーなどと思いながら引き上げるのが、むむむむむっ!重い!そうだよ、去年も重かったよ!とやっと思い出しました。

引き上げたらしばらく放置して、空気に触れさせます。



適当に時間が経ったら、しっかり水洗いして干して、今日の作業はおしまいです。

四つ折りのまんま干します。



乾いたらまた元のとおりに畳んでもらって、2度めの作業で黒の染料を使って色をいれます。それはまた来月。


多色づかい、いいなー。
誰かあたしのセンスで染めたのを引き取ってくれるかたいないかなぁ。
(作業だけやらせろ(笑))










週末着物復活

寒さやら体調やら気力やら出掛け先やら、諸般の事情により、2018年2月はとうとう1度も着物を着ることなく過ごしてしまいました。
着物を自分で着られるようになってから。もしかしたら、初めてなんじゃないだろうか!
月に1度は必ず着ていたと思うので、いったいなにが起きたんだ、ぢぶん。

しかし、ある意味それくらい身近なものになったので、注目する必要がなくなったということなのかもしれません。
着物着たい~という渇望もなかったしね。
いつでも着られるさ、ってあっさりと。

そんな断食ならぬ、断着物を破って、2日連続で着用。

初日は、『着物で歌舞伎』に参加するために柔らかもので。



淡い紫または薄桃色?の地色に、抽象的なお花柄が飛んでいる、なんとも春らしい小紋です。
3月になるとこれが着たくなります。
帯は、格子織の上に更紗模様のような柄がさらに織り込まれた、何やら不思議な袋帯。
久しぶりに着たせいで、とにかくあちこちに難ありですが、見逃してやってください。

歌舞伎は髪結新三、世話ものです。終わってから萬屋さんのお話もうかがえて、とても楽しかった!


さて、日曜は、正反対なコーデで、黒のデニム着物に、コットンの象さん半巾帯。



ちっとばかし暗くて遠いので、着物に見えないですが、正真正銘デニムの着物です。
大阪の呉服屋さん某きくやさんで買うと、Tシャツみたいなお値段です。

お勉強に行ったので、なるべく思考を妨げない色で。そして、勉強内容のオラクルカードのモチーフに象さんがデザインされてるので、この帯にしました。

やっぱり着物っていい。
からだも楽だけど、見てくれてる近くの人にも華やかな気分になってもらえるようです。



楽しく好きな着物を着るお手伝いは、なんちゃって着方教室をご利用ください。←あたしのことですよ(笑)


「はれのひ」事件に思うこと

すでにネット上では炎上し、新聞やテレビでも取り上げられているので、ご存知のかたが多いと思います。

成人式当日まで信じていたのに、まさにその現場で裏切られ、楽しみにしていた振袖を着られなかった新成人のみなさんのことを思うと、涙と怒りでいっぱいです。
せめて心あるならば、店名にしている「はれのひ」=晴れの日を終えてから飛んで欲しかった。

業界でも被害者の会を立ち上げてくださるところが出てきました。

はれのひ株式会社被害者の会を立ち上げます(有限会社きものと宝飾社)

式典に出られなかった、間に合わなかった、この一日は取り返しがつきませんが、少しでもみなさんのお気持ちに沿うようなことがあれば…と切に思います。



以下は、キモノスキーとしての感想なので、読み飛ばしていただいてかまいません。

さて、この件の第一報を知り、最初に思ったことは、これで着物に対するネガティブキャンペーンが起こらなければいいけど…ということでした。
成人式に振袖、という定番化した着物行事があることは、呉服業界の維持にかなり貢献していると思うし、着物という文化の継承(モノだけでなく、技術も含めて)をしていくことにも影響があると思います。
と同時に、多くの人が一斉に着るので稼ぎ時とばかりにハレ価格設定になり、結果、モノと対価の見合わないものもあるように見受けられます。

自分は着なかったし式典にも行かなかったクチですが、娘には着せたし式典にも参加しました。そのときの振袖は、姪に貸す約束も先日交わしました。(まだ高校1年生なんだけど…もう予約始まってるんだって。)
それらを経てみて思うことはふたつあって。
ひとつはもちろん、やっぱり着物、それも振袖は華やかでいいなぁ、ということ。
もうひとつは、式典なんかなくなっちゃえばいいのに、ということ。

昨今、式典にまつわるあれこれが報道され、たまたま昨日も某所で式典の終わった集団を見かけ、間違った方向に羽目をはずしているのを見ると、なんてオコチャマなんだろう、情けない、と思います。

また、振袖を着ないから式典に出ない、行かれない、というお話もたまに聞こえてきて、そうじゃないんだってば、と歯がゆく思うことも多々あります。

そんなこんないろんなことが、この事件の裏側にあって、成人式、成人の日について、なんだか考え込んでしまった昨日でした。


(昨日、整理つかなくてうまく書けなかったんですよ、今日も駄文ぐだぐだですが。)



人生初の振袖を着る

アラカンと呼ばれるお歳になってから振袖を着ることになろうとは(笑)。

昨晩は、年末恒例のきもの鹿鳴館倶楽部のクリスマスチャリティーパーティーでした。
昭和レトロな雰囲気を残す学士会館での開催も今年で3回目、皆勤です。
ドレスコードが着物またはドレス、旧き良き時代の鹿鳴館を今に、というコンセプトです。



理事長須藤紀子さんの思いつき(笑)から始まったというこの会も、毎年全国各地で開催されるようになり、たくさんのかたが参加してくださってます。
中でもやはり、この年末東京の会がいちばん規模も大きいようで、100名を数えるみなさんの素敵なお召し物を拝見するのが楽しみです。

わたしも地方を含めてこれまで3回、いずれもドレスでした。
黄色→赤→青緑、と信号機カラーを達成したので、今度はシックに無彩色の黒かグレーにしたいなーと須藤さん宅にレンタルのご相談に伺ったのが先週の月曜。
いろいろお話しながら、うちにも激安で入手した年代物らしい振袖があってねー、と告白しましたら、
『それ着なさい!今年はドレスが多いから!命令!』
てなわけで、理事長命令には逆らえない(笑)。
曖昧な記憶のもとに、合いそうな帯を貸していただいて、おうちに帰りました。

さーてと。
ねーさん、わたしのあの振り袖、どうしたでせうね。
とばかりに着物地層を発掘しましたところ、案外浅いところに埋まっておりました。

あれ?こんな色だったっけ?
そうなんです、うちに来てから一度も陽の目を見ておらず、脳内で違う色に変換されておりました。
しくったわー、借りてきた帯、イマイチだわー。
しかたがないので、家にあるいっちばんキンキラキンの帯とコーディネートしました。
(このコーデ決まるまでには、Facebookのお友だちに多大なるご協力をいただきました。ありがとうございます。)

できあがりはこちら。



帯結びはむらかみゆーこちゃんにお願いしました。




ヘアセットは、ちょうどこの日に白髪染めを予約していた地元の美容室Studio Nana の幸代さんです。

こうしてみると、会の主旨にぴったりのなかなかゴージャス感あふれるコーディネートになってるではないか。
中身がちょっとしょぼくれてますけどね。
こういうの着るとわかるんですが、自分のキャラが、ゴージャスとか粋とか妖艶とか華麗とか、といっこも被ってないんですよね。
着物着るにはせつなすぎる…。

まあ、キャラ棚卸しができてよかった、ともいいます。
ちょうどいい言葉があったら、絶賛募集してますので、コメントでもなんでもちょうだいね。

パーティーはほんとうに楽しく、新なご縁をたくさんいただくことができました。
やはり、『えりぬきクイーンメーカー』として活動していきたいわ!と強く思った夜でした。



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たまねぎです。
ゆる~く生きてます。
好きなものがたくさんあります。

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