自分染め浴衣5回目

結城紬の産地問屋大手の奥順さんに行ってきました。

奥順株式会社

紬なら織りでしょう、なぜに染め、とよく聞かれますが、こちらでは染めの体験もたくさんできます。
中でも、毎年手法を変える浴衣染め。
綿麻生地を一反まるごと染めちゃう、そして希望者はミシン仕立てで浴衣にして送り返してくれる、つまりオリジナル世界でたった1枚の浴衣を作れる企画です。
昨年で10回目で、もうこれでおしまいにすると稲葉藤五郎師匠は言ってたはずなんだけど、今年もまたありました(笑)。
企画担当の岡安さん曰く『やめるやめる詐欺』。
まあ、そのおかげでまた楽しくやらせていただけるので、ありがたいありがたい。

今年は、板締め絞り再び。
思えばわたしの初回も板締めでした。2011年だったと思います。
麻の葉に染まる畳み方でした。
2017年の板締めは、正三角形にするか、二等辺三角形にするか。
正三角形だと六角ベースなので、亀甲模様や雪花絞りができます。
二等辺三角形は縦横格子か斜め格子で、また違った雰囲気になります。

かのCM以来、世の中にたくさんの雪花絞りを見かけてますので、 なるべくひとと違うものを欲しがるたまねぎは、二等辺三角形に決定です。

午前中は手拭いサイズの布でお試し染め。



アクリル板で挟みます。これだと面の染まり具合がよく見えます。
水に溶かした染料が布に絡め取られていくようす、よそ様の作業でじっくり観察させてもらいました。

で、わたしのはこれです。



紫でそめてみました。ごごの作業でもうひとつ差し色を入れることになっています。
色とデザインを考えなくちゃ。
それより、本体はどうするんだ。色。
無難に藍かなぁ、と思いつつ、昼休憩です。
いつもの、おかずたっぷりお弁当。朝も早かったし、美味しいので、ぺろりと完食。

さて、すでに畳んである布を、板締めにします。今回特注したという板締め用万力みたいので、ぎゅうぎゅうと締めていきます。
最初40センチ以上あったものを両側から蝶ネジで締めて34センチにします。



蝶ネジなんてとても久しぶりに見ました…。

さて、これを染めるわけですが、その前に師匠は染料の最終調整をしています。



化学染料でも、草木染めの染料でも、煮出す作業はおんなじですね。
赤を作ってるとこです。
そして、その試し染めをちょと覗いたら、朝手ぬぐい染めたときの赤と少し違っていて、とても深い色に変わっていたので、急遽浴衣本体を赤にしてしまいました。

染めた直後がこれ。



ちょうどバーのあたりまで染料がしみて、その先は分離した水が吸いあがってるのがおわかりでしょうか。

これに水をかけてしばらく放置したのち、万力を外して、生地を広げてじゃぶじゃぶと水洗い。この作業がいちばん力を使います。
わたしは腰痛持ちじゃないのですが、それでも腰や背筋はそこそこ痛むので、腰痛のあるかたにはかなりつらいと思います。

 

色止めの酢酸を入れて、定着時間の間に、手拭いの2色目を。
さんざん迷ったあげく、残っている白場に差すのではなく、染めたところに重ねる手法を取ってみました。
午前中と同じところを折り畳んで、藍のボウルにどぼん。



元の紫がなくならないようにちょん浸けです。
ちょうど七宝柄のようになりました。

他のかたや師匠の作品もごらんください。






さあ、いよいよ定着も終わり、最後の濯ぎをして脱水して干しました。



乾くと少し変わりますが、それでもかなり鮮やかな赤には違いありません。
えーと、まもなくアラフィフからアラカンに変わるんですけど、いいんでしょうか。←ってももう遅いってば。
丸巻きになってうちに届くまで2週間ほどかかります。
どんなかなー、楽しみ楽しみ。


毎年お世話になって、とても楽しく浴衣を作らせてもらって、稲葉師匠や岡安さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
秋にはまた、小物染めの企画を立案中だそうですので、ぜひみなさんも体験してみてくださいね。

作業中に他のかたともお話してたのですが、ちょっとくらい失敗しても、自分で染めたものはいとおしくて、なんだかんだと着る機会が増えるんですよ。

てなわけで、浴衣で○○、な企画も自分でも立てたいし、見つけたら参加しちゃいたいと思いますので、声かけてくださいねー!






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楽しくて美味しくて

着物を通じてお友だちになったゆきこさん。
1年半ほど前に、転勤のために遠く福岡へお引っ越しなさいました。
時々東京に戻っていらっしゃるので、昨晩はお久しぶり会に参加してきました。

ゆきこさんはご自分のブランドをお持ちで、和洋両方に合う素敵なアクセサリーを作っていらっしゃいます。

Coquillebijoux

私も大ファンで、すこーしずつ手元に増やしてます。
今日はその子たちも身につけて、浅草に向かいました。



ちっちゃくしか写ってませんけど、帯留めとイヤリングがそうです。
それと、この山吹色の名古屋帯はゆきこさんからお譲りいただいたもの。
コーディネートは帯ありきで考えました。

20名を超える人数と、たまたま当たった席がいちばん奥まっていたこともあり、いらしていたかたになかなかご挨拶にいけなかったのですが、お近くのかたがたとはたくさんお話できて、とても楽しかったです。

そして、お料理がまたおいしい!





浅草の履物店、辻屋のご主人である里枝さんのご尽力ですてきなお店に素晴らしく美味しいお料理を堪能しました。
お肉もお魚もお野菜も、産地を厳選したものでした。



A5のお肉なんて、生涯で初めていただきましたよ。
もううっとりするような美味しさでした。


着物を着るようになってからちょうど干支が一回りしました。
初めのうちは着ることだけでも楽しくておでかけうきうきでしたが、だんだんと着物を通じてお友だちが増えていき、その交流が自分にとって何よりの財産なんだなぁと感じるようになりました。
好きな着物のことだけでなく、さまざまなことを話せるかたがたと、この歳になってからも出会えるなんて、ほんとうに着物さまさまです。

たぶんこれからも、なるべくお出かけは着物で、な私。
邪険にしないで、ついでに着物仲間になってね。大歓迎です。



黒留ナイトその後

もはや一昨日のことなのに、頭の中はなんだかんだで黒留ぐるぐる状態です。
あの方の裾模様素敵だったなーとか、あのコーディネートはぶっ飛んでたわーとか、素敵な帽子だったなーとか、お腹の赤児さんびっくりしてへんかなーとか、竹姐相変わらずかっこいいなーとか、ショーモデルさん全員とお友だちになれるのはいつかなーとか、とか、とか、とか……。

そして、自分のお姿を振り返ってみると。
3回ふつーっぽく着たら、満足してるようですね。
もしかすると、今後我が子たちが結婚でもすれば、着る機会に恵まれるかもしれないし。

と考えて、ハタと気づきました。
あれ?白襦袢あったっけ?

 →はい、喪服いただいた中にあるはず。
(要確認。)

礼装用の帯締め帯揚げあったっけ?あと扇も。

 →あ、やばい、これ、揃えておかなきゃ。

礼装用の草履バッグあったっけ?

 →ない…。これがいちばん難関だ。なんたってあたしの足、草履ならSかXSだもの。

このあと揃えておくもの、いろいろあるんだなぁ。
↑全部きくやさんに丸投げして探してもらうつもり。

そして。
過去3回の皆さんの姿を思い出しながら、一度はやってみたいコーディネートがいくつかあるなぁと妄想炸裂。
でも、そのコーディネートで家から会場まで公共交通機関で行く勇気が出るかどうかが問題です。
現場で着ることには全く抵抗なしですけどね。

まだ恥の捨てようが足りないのか。
小者だなぁ、あたし。
あと、センスが足りません、センスが。
こればっかりは如何ともし難い。
今さら身につくものでもないので。

てなわけで、トータルであたしをプロデュースしてくれるかたが欲しいなぁ。



黒留ナイトの情報は下の写真のハッシュタグで探してみてね!



主宰の竹姐です。






黒留ナイトへ出動!



昨晩のいちばんイケてる姿です。(笑)

あ、お帽子は借り物で、一瞬だけ被りました。
お友だちのコーデをみて、この帽子重いのかなーと思い、尋ねてみたら、ぽこっと被せてもらえて!


というわけで、昨晩は、東京キモノショーの中のいちイベントとして開催された黒留NIGHT ~Debutante Ball に参加しました。
約2年半ぶりの開催となり、楽しみに待ちわびていたみなさんのコーディネートが、めっちゃくちゃノリノリで楽しいひとときでした。

パーティーの場に行くと、お話したりコーデ見せてもらったりが忙しくて、写真撮るとこまで頭も手もまわらないのがダメダメなところですが、まあおいおいいただきものの写真なども追加で載せていこうと思います。

そもそも、黒留ナイトとはなんぞや。

ひとりの着物中心の古物商が、傷んでしまった黒留袖に出会ったことが契機でした。
箪笥の中にしまわれたまま陽の目を見ることなく、染みが出たり黴が生えたりして朽ちていく黒留袖。
でも、黒留袖は既婚女性の最高礼装であり、ほぼ一点物として手間暇もお金もかけて作られたものが大半です。(レンタルものは別よ。)
冠婚以外でも着ていける場所を作ろうと、彼女が企画したパーティーが始まりです。
回を重ねるごとに規模も大きくなり、その集合写真は「黒の絶景」と呼ばれるようになりました。


昨晩も、ほんとうに黒の絶景でしたね。
さまざまな色、柄の留袖を、思い思いのコーディネートで身に纏う紳士淑女。←いや、ほんとにその言葉がぴったりなんだって。礼装ってこういうことなんだなぁ、と心底感じます。

どの人をとっても、その着物、そのコーディネートへの愛があるのですよ。思い入れ、と言ったほうがいいかな?
着物の持つストーリーや、ここへ至るまでのそのかたのエピソードなどが、その姿から言葉として聞こえてくるような。

今回はミニバージョンではありましたが、パーティーに先だってファッションショーもありました。
こちらも主宰チームが渾身で作り上げたステージで、素晴らしい20分でした。

もうね、このイベントだけは、写真や文章では伝え切れないの。
ここにいることで感じられるものがたくさんありすぎです。

今後も続けていくというお話があったので、次は一緒に行きましょうね。

キーワードは
#黒留ナイト公式
です。


黒の着物

昨日は、新月。つまり旧暦の元日にあたります。
そんなひっそりとめでたい日に、着物イベントに参加してきました。
題して『勝手に平和祈願 黒装で明治神宮参拝!』
主催は「天晴れ!キモノ」のみなさん。


黒い着物イベントと言えば『黒留NIGHT (TM付き)』が思い出されます。わたしも過去2回参加して、それはそれほ楽しかった夜でした。

今回のは主催も違いますし、黒装。つまり、黒地の着物ならなんでもいいよ、と。
なんとなく、ではありますが、黒留袖はやっぱり黒留NIGHT用にとっておきたい気持ちがあります。単なる個人的なこだわりです。


当日は、黒留袖、黒の訪問着、黒の小紋、黒地の絞り、さまざまな装いが大集合。



わたしは、黒紋付きを着てみました。
リサイクルで夏冬合わせて入手したので、いつか着て出かけていろいろ確認はしておきたかったのです。
ちょうどいい機会でした。

お友だちが教えてくれたこと。
紋付きは、弔事以外でおろすと、慶弔両用にしてよいのだそうな。
わたしの手元に来てからは初のお出かけですし、神社参詣ならばこれ以上の慶事は今のところ思いつきませんから、これからは帯を選んで、お祝い事にも着られます。

それでも、やはりどこかに遊び心欲しくて、こんな感じにしてみました。




あんまりあったかくて、着ていられなかった羽織は、ウールっぽく織り上げたポリ素材、とてもぬくぬくのルミロックの豹?柄です。
帯は、すこしキラキラしてる袋帯で普通のお太鼓に。
帯締めはなんだかよくわかんない皮素材の赤系紫系の色混ぜ混ぜ。
帯留めはなんの形かこれまたよくわかんない仮面みたいな模様。

お隣のひろみちゃんは、前結び学院のお仲間です。こちらは黒地のすてきな訪問着。あれ?付け下げかな?

いろんな黒で参拝してからみんなでご祈祷。
合間にはご朱印もいただきました。




よく考えたら、1月に明治神宮にお詣りするのは、高校生の頃以来かも。
いつも関係ないときに来て、あんまり人がいない印象が強く、初詣以外でこんなにたくさんのかたがお詣りに来てるとは予想外でした。

精進落としならぬ夕の宴は、渋谷で四川料理。辛かった!でも美味しかった!
幹事さん曰く、ほんとは激寒冷え冷えの体をトンガラシであっためる、という予定だったそうで(笑)。
想定外にお天気よくてあたたかい一日でしたからね~。

んなわけで、二度目の新年は、晴れ晴れと明けたのでした。



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たまねぎ

Author:たまねぎ
たまねぎです。
ゆる~く生きてます。
好きなものがたくさんあります。

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