「はれのひ」事件に思うこと

すでにネット上では炎上し、新聞やテレビでも取り上げられているので、ご存知のかたが多いと思います。

成人式当日まで信じていたのに、まさにその現場で裏切られ、楽しみにしていた振袖を着られなかった新成人のみなさんのことを思うと、涙と怒りでいっぱいです。
せめて心あるならば、店名にしている「はれのひ」=晴れの日を終えてから飛んで欲しかった。

業界でも被害者の会を立ち上げてくださるところが出てきました。

はれのひ株式会社被害者の会を立ち上げます(有限会社きものと宝飾社)

式典に出られなかった、間に合わなかった、この一日は取り返しがつきませんが、少しでもみなさんのお気持ちに沿うようなことがあれば…と切に思います。



以下は、キモノスキーとしての感想なので、読み飛ばしていただいてかまいません。

さて、この件の第一報を知り、最初に思ったことは、これで着物に対するネガティブキャンペーンが起こらなければいいけど…ということでした。
成人式に振袖、という定番化した着物行事があることは、呉服業界の維持にかなり貢献していると思うし、着物という文化の継承(モノだけでなく、技術も含めて)をしていくことにも影響があると思います。
と同時に、多くの人が一斉に着るので稼ぎ時とばかりにハレ価格設定になり、結果、モノと対価の見合わないものもあるように見受けられます。

自分は着なかったし式典にも行かなかったクチですが、娘には着せたし式典にも参加しました。そのときの振袖は、姪に貸す約束も先日交わしました。(まだ高校1年生なんだけど…もう予約始まってるんだって。)
それらを経てみて思うことはふたつあって。
ひとつはもちろん、やっぱり着物、それも振袖は華やかでいいなぁ、ということ。
もうひとつは、式典なんかなくなっちゃえばいいのに、ということ。

昨今、式典にまつわるあれこれが報道され、たまたま昨日も某所で式典の終わった集団を見かけ、間違った方向に羽目をはずしているのを見ると、なんてオコチャマなんだろう、情けない、と思います。

また、振袖を着ないから式典に出ない、行かれない、というお話もたまに聞こえてきて、そうじゃないんだってば、と歯がゆく思うことも多々あります。

そんなこんないろんなことが、この事件の裏側にあって、成人式、成人の日について、なんだか考え込んでしまった昨日でした。


(昨日、整理つかなくてうまく書けなかったんですよ、今日も駄文ぐだぐだですが。)



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人生初の振袖を着る

アラカンと呼ばれるお歳になってから振袖を着ることになろうとは(笑)。

昨晩は、年末恒例のきもの鹿鳴館倶楽部のクリスマスチャリティーパーティーでした。
昭和レトロな雰囲気を残す学士会館での開催も今年で3回目、皆勤です。
ドレスコードが着物またはドレス、旧き良き時代の鹿鳴館を今に、というコンセプトです。



理事長須藤紀子さんの思いつき(笑)から始まったというこの会も、毎年全国各地で開催されるようになり、たくさんのかたが参加してくださってます。
中でもやはり、この年末東京の会がいちばん規模も大きいようで、100名を数えるみなさんの素敵なお召し物を拝見するのが楽しみです。

わたしも地方を含めてこれまで3回、いずれもドレスでした。
黄色→赤→青緑、と信号機カラーを達成したので、今度はシックに無彩色の黒かグレーにしたいなーと須藤さん宅にレンタルのご相談に伺ったのが先週の月曜。
いろいろお話しながら、うちにも激安で入手した年代物らしい振袖があってねー、と告白しましたら、
『それ着なさい!今年はドレスが多いから!命令!』
てなわけで、理事長命令には逆らえない(笑)。
曖昧な記憶のもとに、合いそうな帯を貸していただいて、おうちに帰りました。

さーてと。
ねーさん、わたしのあの振り袖、どうしたでせうね。
とばかりに着物地層を発掘しましたところ、案外浅いところに埋まっておりました。

あれ?こんな色だったっけ?
そうなんです、うちに来てから一度も陽の目を見ておらず、脳内で違う色に変換されておりました。
しくったわー、借りてきた帯、イマイチだわー。
しかたがないので、家にあるいっちばんキンキラキンの帯とコーディネートしました。
(このコーデ決まるまでには、Facebookのお友だちに多大なるご協力をいただきました。ありがとうございます。)

できあがりはこちら。



帯結びはむらかみゆーこちゃんにお願いしました。




ヘアセットは、ちょうどこの日に白髪染めを予約していた地元の美容室Studio Nana の幸代さんです。

こうしてみると、会の主旨にぴったりのなかなかゴージャス感あふれるコーディネートになってるではないか。
中身がちょっとしょぼくれてますけどね。
こういうの着るとわかるんですが、自分のキャラが、ゴージャスとか粋とか妖艶とか華麗とか、といっこも被ってないんですよね。
着物着るにはせつなすぎる…。

まあ、キャラ棚卸しができてよかった、ともいいます。
ちょうどいい言葉があったら、絶賛募集してますので、コメントでもなんでもちょうだいね。

パーティーはほんとうに楽しく、新なご縁をたくさんいただくことができました。
やはり、『えりぬきクイーンメーカー』として活動していきたいわ!と強く思った夜でした。



人生初の…

週明け早々から、仕事帰りに川崎に行ってきました。
肝っ玉ねーさんちにお邪魔しまーす。
用件は、ドレス試着。
ドレスと言えばあれですよ(笑)

きもの鹿鳴館倶楽部

できれば年に1度はドレスが着たいと、今まで黄色、赤、青緑、と信号機カラーを制覇してきたので、次は地味に黒とかグレーとか思ってて、元締め、じゃなくて理事長の紀子さんとこでお借りしようと、とことこ出向きました。

試着する前にまずは腹ごしらえで、晩ごはんごちー!
おいしい餅麦ごはんのカレーでした。はむはむはむ。

そして、食べながらお話ししながら、うちにも振り袖があってねー、娘のは勝手に借りたら怒られるけど、リサイクルで1,000円くらいで仕入れたのがあるのーと言ったらば。
今回、ドレスが多いから着なさい!振り袖!
と命じられましたので、着ることにしました。


振り袖は、某リサイクル着物屋さんで、袋詰め放題1万円のときに、着物3枚コート1枚羽織1枚帯3本小物(帯締めや羽織紐)わんさか詰め込んだときのものです。
ので、たぶん大物は1枚1,000~1,500円相等かと思われます。

自分の成人式には、振り袖着てません。
高校卒業後に都内ですが転居したので、知ってる人のいないとこで式典に出てもねーって、ことで、それでも祖母が作ってくれた赤の小紋を着て、写真だけ撮りました。

というわけで、人生初、お振り袖!
きゃーん、楽しみ。

そして、ねーさんのアドバイスにより、襦袢は振りなしがいいよとのことで、Tシャツ襦袢。衿だけなにか重ねようかな…スワロのやつ、色がちょっと違うかなー。またよってたかってこーでねーと相談するか。



 

マル秘お着物トークライブ

昨日はこんなイベントに行って来ました。



着物好きな女性ならきっと1冊くらいは本を読んだことがあるでしょう、きくちいまさん。
着付け師でありながらお教室も主宰していらっしゃる、吉澤暁子さん。
そして、お着物大好きアナウンサー、今回のイベントを企画なさった、橋本理恵さん。

お三方による、ここだけの!話が炸裂する予定ということでしたので、合言葉は『お口にチャック!』。

会場は着物率がとても高く、それもそのはず、入り口で配布された事前アンケートによれば、自分で着ることができる人99%でしたので。
夏着物、浴衣、それぞれ思い思いの素敵なコーディネートでいらしてました。

お話の内容は、初心者さんから中級者向け、という設定でしたが、どちらかというと初心者寄りかな。
誰もが必ず通るであろう関所について、それぞれの経験や対処方法をお話ししてくださいました。

やはり、というあれこれも出てきましたし、おお!という新しい情報もいただけました。
最後にはお写真も撮ってもらえました。
会場で再会した鹿鳴館倶楽部仲間の立真子さんもご一緒です。



なんていうか、やっぱり最初のハードルが高いんですよね、着物って。
ところがそれを飛び越えても、まだまだいろんなハードルがある。
わたしにとっていちばん難関だったのは、人にケチつけられたときの往なしかた、でした。
ほら、わたし、売られた喧嘩は買っちゃう人だったから。(過去形よ、ここ重要だからね!)

最近は、もう、喧嘩は買わない。
買っても不毛だから、よくあるパターンこれ。

その1
あーはいはい、て聞き流す。
まじ、これっぽっちも記憶してないくらい、聞かない。

その2
言うがまま直されておいて、すぐにお手洗いに駆け込んで元に戻す(笑)。
直して出てきたところでまた会っちゃったりして(笑)。←しらんぷり。

その3
相手のぜんぜん違うとこ突っ込んでみる。あらー奥さま、バッグの口が空いててお財布丸見えでタイヘン!なーんちゃって。

まあだいたいパターン1ですね。

そんなわけで、楽しく着物着ちゃおうよ、という愛にあふれた2時間のトークショーでした。


旅の支度からおもう着物の行く末

気づいたら、9月の方位採り兼夏休みの旅まで、もう1ヶ月なかった!

てなわけで、今月締め(今日です)と来月締めの間に、夏休みをとることにしました。
行き先は、奄美大島!
目的は、染め物三昧!
昨春も連れていってくださった晴恵先生が企画してくださる旅です。
今回は、泥染めだけでなく、琉球藍の染めも旅程に入っています。

それから、他のみなさんより1泊前のりすることになり、織り体験もできることになりました。

まーそんなわけで、大島紬にまつわる技術のほんの一端をのぞく旅、といったところでしょうか。


自分で着物を着られるようになってから、ちょうど干支がひとまわりしました。
着ることがうれしかった初心者から、だんだん、作り手の想いとか技術の伝承とか、そういったことに興味を持つようになるのは、わたしの性格上あまりにもあたりまえで…。
ご縁のできた作家さんとお話をしたり、実際に自分で染めたり織ったりする経験もしてみました。

こちらは、今年自分で染めた浴衣と、昨年自分で織った黄八丈の半巾帯。





いまんところ、こんなふうに考えてます。
・着物が日常着、という時代はもう訪れない。
・でも、着物や浴衣がおしゃれ着として選べるアイテム、にはなってきている。
・特に、花火と浴衣は、セット商品化してきた。それも若い人たちに。
・浴衣と着物の間には、かなーり深い谷がある。溝なんてもんじゃない。
・谷に掛ける橋がなんなのか、今はさっぱりわかんない。ないのかも。
・でも、着物が好きだったら、がんがん着ちゃおう。もしかしたら間違って「着物着てみたい」って人が増えるかもしれない。
・そのためには、よほどのことがない限り、他人様の着姿、コーデにケチつけない!(自分はつけてもらってもいいです、勉強になるし、世間様の動向を知るよすがになるから。)

こんなかんじかな。
もちろん、この状況がいいとは思ってないし、実はそうじゃないんだよ、ということもあるかもしれません。
それでもどうでも、着物が好きだったら着る。それだけでいいかな。

そして。
着物は苦しくもないし、動きがとっても制限されるものでもありません。
そこんとこは、ぜひ一度着て体験してみてほしいです。
わたしでよかったら、いつでも使ってくださいね。
『なんちゃって着方教室』やってます。



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たまねぎです。
ゆる~く生きてます。
好きなものがたくさんあります。

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